京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学

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診療補助ツール

医療従事者向けの補助ツールです。診断・治療方針を自動決定するものではありません。入力値、適用条件、原著および最新ガイドラインを必ず確認してください。通常の計算値は保存・送信されません。HIV耐性解析のみ、同意後に変異情報をStanford HIVdbへ送信します。

よく使う項目

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CML:診断時リスク

慢性期CMLの診断時データを入力してください。脾腫は肋骨弓下の長さです。

ELTS

入力後に表示します。

Sokal

入力後に表示します。

BCR::ABL1陰性MPN:病型別リスク評価

ET・PVでは血栓症リスクと全生存期間(OS)の予後モデルを分け、骨髄線維症では原発性か二次性かを先に選びます。

MPN
最初に病型を選択 WHO/ICC等に基づく診断後の層別化です。pre-PMF、MPN-U、診断未確定例へ機械的に適用しません。VUSは病的変異として加点しません。

本態性血小板血症(ET)

同じ入力から、血栓症リスクとOS予後を別々に表示します。

ET

MIPSS-ET遺伝子所見

病的/病的疑い変異のみ「陽性」。VUSは独立して選択してください。4遺伝子のうち1つ以上が陽性でも加点は合計2点です。

revised IPSET-thrombosis

血栓症リスク

入力後に表示します。

MIPSS-ET

全生存期間(OS)の予後層別化

入力後に表示します。

revised IPSET-thrombosisは血栓症リスク、MIPSS-ETはOSの予後モデルです。相互に置き換えず、治療を自動決定しません。

これらは診断確定後の集団ベースの層別化です。症候、併存症、出血リスク、治療反応、移植適応を統合し、最新ガイドラインと原著を確認してください。

AML:ELN遺伝学的リスク分類

成人の初発・非APL AMLにおける診断時遺伝学的リスクを、予定する治療強度に応じて分類します。治療法、移植適応、AMLの診断を自動決定するものではありません。

ELN 2022(強力療法)

主に強力化学療法を受ける成人の診断時データに基づく分類です。

結果

入力後に表示します。

ELN 2024 Less-Intensive

初発成人AMLに対するHMA単剤、HMA+VEN、またはIDH1変異AMLに対するAZA+IVO専用の分類です。

結果

入力後に表示します。

MRD、治療反応、併存疾患、治療強度によりその後のリスク評価は変わり得ます。生存期間や治療方針をこの分類だけから推定しないでください。

成人ALL:予後・MRD評価

Ph陰性ALLのEWALL-PIと、病型別のMRD結果を分けて確認します。治療プロトコルの判定を置き換えるものではありません。

ALL
評価を選択 MRDの評価時点、検体、方法、感度を必ず併記します。「未検査/不明」を陰性として扱いません。

EWALL Prognostic Index

Ph陰性成人ALLの寛解導入療法終了時(EOI)MRD、白血球数、遺伝学的所見を統合します。

EOI

適用条件・臨床値

EOI MRD

遺伝学的所見

良好所見(GR-GEN)
不良所見(HR-GEN)

EWALL-PI

EOI MRDを含むPh陰性成人ALLの予後指標

入力後に表示します。

研究・プロトコル検証用:原著対象は15–67歳、Ph陰性B/T-ALL、EOIでCRの患者です。EOI時点はプロトコルにより概ね5–10週で異なります。Ph陽性、非CR、適用年齢外ではスコアを表示しません。

MRDは評価時点と治療プロトコルに強く依存します。結果だけから移植適応、TKI変更、治療強度を自動提案しません。

DLBCL:診断時リスク

IPI

入力後に表示します。

NCCN-IPI

入力後に表示します。

CNS-IPI

入力後に表示します。

LymphGen 2.0入力支援

HemeSight結果Excel(.xlsx)からペア解析の変異を抽出します。アーチファクトと判断した変異は左端のボタンで除外してください。

使い方

  1. HemeSight結果Excelを選択し、抽出された変異を確認します。
  2. 変換対象外は自動的に除外されます。アーチファクトはOFFにし、BCL2・BCL6転座を選んで「選択内容を確認」を押します。
  3. 「3ファイルを一括保存(ZIP)」を押し、ZIPを展開します。
  4. 公式LymphGen 2.0で同名の3欄へファイルを選択し、Copy Number ClassはNo Copy Numberで解析します。
  5. 公式結果の「Download Raw Results」で保存したZIPを下の欄に読み込み、結果を表示・画像出力します。
ファイルを選択してください。
3ファイルを保存し、公式画面では「No Copy Number」を選択します。

公式解析結果

公式画面の「Download Raw Results」で保存したZIPを選択してください。

濾胞性リンパ腫:予後評価

成人の未治療classic FL(grade 1–3A)を基本対象とし、診断時/初回治療前の3分類を同時に計算します。

FL
適用の確認 FLBCL(旧grade 3B)、形質転換例、特殊型には機械的に適用しません。予後層別化であり、治療開始適応はGELF等を別に評価します。

FLIPI

診断時の全生存期間層別化

入力後に表示します。

FLIPI2

診断時の無進行生存期間層別化

入力後に表示します。

PRIMA-PI

初回免疫化学療法対象のPFS層別化

入力後に表示します。

FLIPIはpre-rituximab時代のOSモデル、FLIPI2とPRIMA-PIはPFSモデルです。各群の生存率を現在の個人予測として表示していません。

POD24(治療開始基準)

ベースライン予測スコアではなく、初回治療後に観察された進行・再発イベントです。

POST-TREATMENT

結果

入力後に表示します。

本ツールは、原著の診断日基準ではなく、lead-time biasを考慮したmodified POD24「初回治療開始後24か月以内」を採用し、24か月当日を該当とします。進行・再発時は形質転換除外のため再生検を検討します。

マントル細胞リンパ腫:診断時予後評価

治療前の4項目から連続MIPIとsimplified MIPIを計算し、診断時腫瘍組織のKi-67があればMIPI-cも表示します。

MCL
適用の確認 MIPI原著は治療前の進行期MCLで開発されました。分類だけで治療を選択せず、TP53、形態、Ki-67、病期、症状と合わせて評価します。

1MIPI・MIPI-c入力

2生物学的高リスク所見

MIPI

連続式(4項目)

入力後に表示します。

simplified MIPI

簡易加点式

入力後に表示します。

MIPI-c

連続MIPI群 × Ki-67 30%

入力後に表示します。

高リスク所見のまとめ

入力後に表示します。

MIPIのリスク群は表示前の未丸め値で判定します。TP53変異、p53 IHC過剰発現、del(17p)は同義ではありません。

多発性骨髄腫:新規診断時病期

ISS

入力後に表示します。

R-ISS

入力後に表示します。

R2-ISS

入力後に表示します。

骨髄腫ゲノム分類

2025 IMS/IMWGゲノム高リスク基準と、ICC 2022の反復性遺伝学的パターンをまとめて確認します。

2025
117p・TP53
2IgH転座・第1染色体
3臨床値・一次異常

IMS/IMWG 2025 CGS

入力後に表示します。

ICC 2022遺伝学的パターン

入力後に表示します。

未検査を陰性として扱いません。予後はゲノム所見だけでなく、年齢、併存症、治療反応、MRDなどと合わせて評価してください。

MDS:IPSS・IPSS-R

未治療の成人MDSにおける診断時評価です。旧IPSSとIPSS-Rでは染色体群の定義が異なるため、それぞれ原著表と照合して選択してください。

染色体結果からリスク群を選ぶ方法

旧IPSSとIPSS-Rでは同じ核型でも群名・点数が異なります。核型検査報告書のISCN表記を確認し、次の表でそれぞれ選択してください。

旧IPSS染色体リスク(3群)
群該当する核型点数
Good正常核型、−Y単独、del(5q)単独、del(20q)単独0
IntermediateGoodにもPoorにも該当しないその他の異常0.5
Poor染色体7異常、またはcomplex karyotype(3個以上の異常)1
IPSS-R染色体リスク(5群)
群該当する核型点数
Very good−Y、del(11q)0
Good正常核型、del(5q)、del(12p)、del(20q)、del(5q)を含む二重異常1
Intermediatedel(7q)、+8、+19、i(17q)、その他の単独異常または独立した二重異常2
Poor−7、inv(3)/t(3q)/del(3q)、−7またはdel(7q)を含む二重異常、3個の異常からなるcomplex karyotype3
Very poor4個以上の異常からなるcomplex karyotype4
判定時の注意
  • 「単独」は、その異常以外のクローン性染色体異常がない場合を指します。
  • complex karyotypeの異常数は、核型報告書上の独立した染色体異常数で判定します。
  • FISHだけの所見、複数クローン、同一クローン内の複雑な派生染色体は、この簡易表だけで確定できないことがあります。
  • 判定が曖昧な場合は入力せず、染色体検査担当者または血液病理・細胞遺伝部門に確認してください。

IPSS

入力後に表示します。

IPSS-R

入力後に表示します。

IPSS-M

検査結果から入力
臨床項目未入力
染色体未入力
遺伝子0/31確認

IPSS-M結果

入力後に表示します。
院内検討用プロトタイプ

IPSS-M-Evo

上で計算したIPSS-Mと遺伝子結果を引き継ぎます。追加するのは年齢、ATRX、JAK2です。

ASXL1+KRASIPSS-M未計算
SRSF2+NRASIPSS-M未計算
NRAS+RUNX1IPSS-M未計算

IPSS-Mの遺伝子入力から自動判定します。個別患者で変異の獲得順序を証明する表示ではありません。

IPSS-M-Evo結果

先にIPSS-Mを計算してください。

研究・教育目的の検討画面です。公式計算機 / 著者公開計算コード / 原著 をご参考ください。

HIV感染症:薬剤耐性変異

検査報告書の変異を遺伝子領域別に入力すると、変異位置と薬剤別の推定耐性をStanford HIVdbで解析します。

HIV-1遺伝子型薬剤耐性

検査レポートを貼り付け

注意:氏名・患者ID・検体番号などの患者識別情報は入力しないでください。解析時は、抽出後の変異情報のみをStanford HIVdbへ送信します。

耐性解析結果

変異を入力後に表示します。

HIVdbによる推定耐性は、治療歴、服薬状況、過去の耐性検査、ウイルス量、サブタイプ等と併せて解釈してください。カプシド阻害薬はHIVdb CAI耐性変異スコアを確認してください。

血友病

国内の凝固因子製剤、体重、目標活性から投与量と投与後の活性推移を試算し、実測活性と製剤代表PKを比較します。

投与量・PK活性シミュレーター

1 実測活性と製剤代表PKを比較

投与後の実測活性を、選択製剤の代表的な回収率・半減期から求めた予測曲線と比較します。

選択製剤の代表値
代表回収率—
代表半減期—
実測データがなければ、入力せず下のシミュレーションへ進めます。

2 投与量・活性推移をシミュレーション

製剤の代表PK値を表示します。

現在は製剤代表値を使用します。 製剤代表値は集団データによる参考初期値です。インヒビター陽性例、非凝固因子製剤使用中、乳幼児にはこの単純モデルをそのまま適用できません。

シミュレーション結果

用途を選び、入力後に表示します。

止血治療ガイドライン 表2・3・4

表2 急性出血の補充療法
表2 急性出血の補充療法
表3 手術・処置における補充療法
表3 手術・処置における補充療法
表4 各種処置・小手術における補充療法
表4 各種処置・小手術における補充療法

出典:日本血栓止血学会「インヒビターのない血友病患者に対する止血治療ガイドライン:2013年改訂版」表2–4。原著(DOI)/CC BY-NC-SA 4.0

凝固異常症:DIC・HIT評価

各スコアは対象集団と目的が異なります。基礎疾患、臨床経過、測定法を確認し、単独で診断を確定しないでください。

ISTH overt DIC 2025

2025年改訂版による明らかなDICの判定です。DICを来し得る基礎疾患がある患者に適用します。

ISTH overt DIC 2025結果

入力後に表示します。

JAAM-2 DIC

2024年改訂の急性期DIC診断基準です。旧基準のSIRS項目は使用しません。

D-dimerの換算・基準値は試薬や単位で異なります。本ツールでは公表基準の6/15 μg/mLを使用するため、施設測定法との整合を確認してください。

JAAM-2 DIC結果

入力後に表示します。

4Ts:HIT臨床的確率

4Ts結果

入力後に表示します。

CAR-T/二重特異性抗体:CRS・ICANS評価

ICE scoreとASTCT 2026基準でCRS・ICANSの重症度を整理します。成人または通常のICE評価が発達的に適切な患者用です。

ICE score見当識・呼称・命令・書字・注意の10点法で脳症を評価します。 ASTCT CRS発熱、低血圧と低酸素の支持内容からCRS gradeを判定します。 ASTCT ICANSICEと意識、けいれん、運動、頭蓋内圧の最重症項目で判定します。

評価情報

1 CRS

2 ICE

現在 — / 10

3 ICANSの他ドメイン

判定に含めない所見

頭痛、振戦・ミオクローヌス、頭蓋内出血、第VI脳神経麻痺はICANS gradeに加えず、別途評価します。

ICE score

入力後に表示します。

CRS grade

入力後に表示します。

ICANS grade

入力後に表示します。

Gradeは他原因で説明されない最も重いドメインで決定します。感染症・敗血症、薬剤、代謝異常、脳血管障害等を並行評価し、緊急度と治療は院内手順と最新ガイドラインで確認してください。

ASTCT 2026 updated consensus / CRS表 / ICE表 / ICANS表 / ASTCT 2019 original consensus

急変・血液救急

意識評価:JCS・GCS

JCS覚醒の程度を刺激への反応で評価します。GCS開眼・言語・運動反応の3項目で意識状態を評価します。

結果

入力後に表示します。

バイタル・敗血症

NEWS2バイタルから急性疾患の重症化を早期検知します。qSOFA感染症疑い患者の転帰不良リスクを3項目で評価します。Shock index脈拍÷収縮期血圧で循環不全を評価します。

結果

入力後に表示します。
SOFAを入力

6臓器の障害度を点数化し、臓器不全の程度を評価します。

入力後に表示します。

脳卒中:FAST・NIHSS

FAST顔・上肢・言語の異常から脳卒中を迅速に疑います。NIHSS神経所見を15項目で点数化し、脳卒中の重症度を評価します。
NIHSS 15項目を入力

結果

入力後に表示します。

胸痛・肺塞栓

HEART score胸痛患者の短期心血管イベントリスクを層別化します。Wells肺塞栓の検査前確率を評価します。PERC低リスク患者で追加検査の必要性を判断します。PESI肺塞栓診断後の予後リスクを評価します。
HEART score
入力後に表示します。
肺塞栓:Wells・PERC・PESI
入力後に表示します。

電解質・中毒計算

結果

入力後に表示します。

アセトアミノフェン中毒は服用時刻と4時間以降の血中濃度を用いてRumack–Matthew nomogram原図で判断してください。本画面では治療判定を自動化しません。

カテコラミンγ計算

アンプル数と希釈後液量から、投与速度(mL/h)と投与量(μg/kg/min)を相互換算します。

薬剤を選択すると、電子添文と添文上の通常量を表示します。

計算結果

入力後に表示します。

院内で採用されている希釈方法、薬剤ラベル、シリンジポンプ設定と照合してください。本計算は投与量の推奨を行うものではありません。

換算式:投与量(μg/kg/min)=薬剤量(mg)×1000÷希釈後液量(mL)×投与速度(mL/h)÷体重(kg)÷60

参照:日本版敗血症診療ガイドライン2024(J-SSCG2024) / PMDA 医療用医薬品情報検索

PLASMIC score

成人の血栓性微小血管症が疑われる場面で、重症ADAMTS13欠乏の事前確率を整理します。

結果

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腫瘍崩壊症候群(TLS)

成人の造血器腫瘍における治療前リスクと、Cairo–Bishop laboratory/clinical TLSを確認します。

治療前リスク
検査値と臨床所見

基準値は25%変化の確認に使います。未測定項目は空欄のままにしてください。

治療前基準値

判定時採血

結果

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血小板輸血反応:CCI・PPR

血小板輸血直前と終了後の血小板数から輸血反応を評価します。

結果

入力後に表示します。

血液救急

治療関連合併症

ガイドライン・基準

参照と更新情報

計算式確認日:2026年10月4日