京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学

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血液内科医をめざす皆さまへ

教育・研修

京都大学医学部附属病院 血液内科、京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学では初期・後期研修医、大学院生の参加を広く募集しています。

できるかぎり各人の希望を取り入れた研修システムを構築するよう努めています。

また、血液内科の臨床研修を十分に修了したと考えられる場合、直接大学院への入学が可能です。

研修プログラム

2018年4月より新専門医制度が開始されています。

京都大学医学部附属病院『新専門医制度(専攻医)』
日本内科学会『新しい内科専門医制度に向けて』
日本血液学会『専門医制度』

研修期間の大まかな研修目標

初期研修1年目

他の内科系診療科とともに、病棟での患者診察とケアの基本を修得することを目標とします。さらに、血液・腫瘍内科学における基本的な知識や処置の習得に努めます。

初期研修2年目

幅広く内科診療を修得するとともに、血液内科の専門性あるいは関連診療科の専門性を見据えた診療技能の習得に努めます。この時期には、他の内科系診療科、ICU・救急部、放射線科(診断科・治療科)、検査部・感染制御部、病理部などのローテーションが推奨されます。


後期研修3−4年目

主に病棟主治医として、血液内科診療に従事し、下記の習得に努めます。研修中または終了後、日本内科学会認定内科医取得が可能です。

  • 血液内科学における主要徴候を理解し、診断できる。
  • 標準的な化学療法の治療計画を立て、実践することができる。
  • 中心静脈確保、腰椎穿刺、骨髄穿刺・生検などの技能を習得し、その検査結果を理解することができる。
  • 造血細胞移植の基礎を理解し、担当医として診療を行うことができる。
  • 血液疾患における感染症の特殊性を理解し、治療・管理ができる。
  • 造血因子、免疫抑制剤などを用いた薬物治療を習得し、実践できる。
  • 貧血・免疫不全症・出血血栓性疾患の病態を理解し、診断・治療ができる。

後期研修5−6年目

病棟医および外来担当医として、血液内科診療に従事し、下記などの習得に努めます。研修中または終了後、日本血液学会専門医取得が可能です。

  • 他科から血液内科へのコンサルトに対応できる。
  • 外来担当医として、新患の初期診察、退院患者のフォローができる。
  • 骨髄像を観察し、疾患の診断を行うことができる。
  • 抗癌剤の特殊性を理解し、個々の症例に沿った化学療法の計画を立てることができる。
  • 外来化学療法部にて臨床腫瘍学を修得し、治療に参加することができる。
  • 造血細胞移植の主治医として医療スタッフの中心となって、診療を行うことができる。