ウイルス性出血性膀胱炎のウイルス同定と発症リスク因子の検討
研究課題名 | ウイルス性出血性膀胱炎のウイルス同定と発症リスク因子の検討 |
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研究責任者 | 諫田 淳也 |
医の倫理委員会承認番号 (承認日) |
R1415(2018年5月16日) |
研究期間 | 2018年5月16日 〜 2023年5月15日 |
研究目的 | 化学療法や造血幹細胞移植後の免疫抑制期にアデノウイルス,あるいはBKウイルスによるウイルス性出血性膀胱炎を発症することがあります。ウイルス性出血性膀胱炎は頻尿,残尿感,排尿時痛など苦痛を伴い,腎後性腎不全,ウイルス腎症など重症化する症例もあります。同種造血幹細胞移植後では1〜3割の患者で発症するといわれています。その発症原因は不明な点が多く,有効な予防策は今のところありません。そのため発症リスク因子の解析や予防策について継続的な研究が必要です。そのため,京都大学医学部附属病院血液内科での治療症例の解析を行うことを計画しています。またアデノウイルス,BKウイルスは消毒薬に対してある程度耐性をもつウイルスのため,入院中の患者さんの間での感染伝播,院内感染の可能性を完全には否定できません。そこで治療経過中にウイルス感染検索目的に採取された血液あるいは尿検体の残余検体を用いてさらに詳しい検査を追加し,院内感染であったか否かについての検討を行うことを計画しています。追加検査は国立感染症研究所 感染症疫学センター第四室 藤本嗣人が行います。 |
研究概要 | ウイルス性出血性膀胱炎の発症リスク因子についての後ろ向きコホート研究。ウイルス性出血性膀胱炎を発症した症例の血液,尿検体(ウイルス感染検索目的に採取した検体の残余検体)由来の凍結保存DNA検体を用いたADV,BKVのウイルス型別,ゲノムシークエンス。 |
倫理面での配慮 個人情報保護の方針 |
本研究は,世界医師会によるヘルシンキ宣言ならびに,人を対象とする医学系研究に関する倫理指針を遵守して行います。 ご提供いただいた試料は,研究用のコード番号で管理し,ご提供いただいた方の個人情報が研究利用の段階で漏えいすることがないよう管理します。また,研究協力を辞退されても診療上の不利益を被ることはありません。また,研究の目的に関して,京都大学医学部附属病院血液内科のホームページで情報公開を行います。 |
結果の公表について | この研究によって成果が得られた場合は,国内外の学術集会・学術雑誌などで公表します。その際にも,ご提供者の個人情報が明らかになることはありません。 |
研究組織・共同研究機関 | 本研究は京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学で行われます。 |
研究組織と 本研究の問い合わせ先 |
1)研究責任者 諫田淳也 京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 助教 電話番号 075-751-3152 2)病院の窓口 京都大学医学部附属病院 経営管理課 研究推進掛 電話番号 075-751-4899 メールアドレス trans@kuhp.kyoto-u.ac.jp 3)研究協力者 藤本嗣人 国立感染症研究所 感染症疫学センター第四室 室長 花岡 希 国立感染症研究所 感染症疫学センター第四室 主任研究官 髙折晃史 京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 教授 恩田佳幸 京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 大学院生 渡邊瑞希 京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 大学院生 |
研究参加辞退のお申し出先 | 上記の相談窓口にお問い合わせください。 |
患者さんへのお知らせ | こちらの文書をご覧ください。 |