造血細胞移植医療の全国調査（TRUMP）

研究課題名	造血細胞移植医療の全国調査（TRUMP）
研究責任者	近藤忠一
医の倫理委員会承認番号（承認日）	R1343（2017年12月5日承認）
研究期間	2017年12月5日より2027年12月31日
研究計画の改定と医の倫理委員会承認時期	改定なし
研究目的	造血幹細胞移植の実態を調査報告することは，わが国てでの造血幹細胞移植治療の適正な発展のために不可欠である。学術集団である日本造血細胞移学会（JSHCT）および日本造血細胞移植データセンター（JDCHCT）が実施する全国調査は，移植件数と移植成績の把握を目的とし，地理分布，移植種類，疾病，病態など種々の要因別に解析を行い有益な情報を生み出すことができる。地理分布は移植医療の適正配置の資料に，医療施設別移植件数は患者の医療施設の選択に，予後に関する情報は移植医療を実施するかどうかの基礎資料となる。
研究概要	調査には，造血細胞移植登録一元管理プログラム（TRUMP）を用いる。原則として，年に1度1月に各移植施設において前年に行われた移植に関して，移植件数の解析に十分な最小限の項目のみ「一次登録」し，その他の調査項目を含めた登録は随時受け付けることとする。提出データセットは，各調査対象医療施設にて入力され，当該施設内でのみ対応表を有する状態でTRUMPにより登録番号が付与されたものである。データのセキュリティを重視し，データセットは暗号化されJDCHCTへ提出される。入力プログラムとして用いる第二世代TRUMP（TRUMP2）は，Web入力プログラムであり，施設で入力された患者およびドナー臨床情報はセキュリティが強化された通信を介してTRUMPサーバーへ送信される。TRUMPでは，施設内で付与された登録番号を用いる。
倫理面での配慮個人情報保護の方針	この研究は，人を対象とする医学系研究に関する倫理指針（厚生労働省）を守って行います。本研究では個人情報（プライバシー）を保護するため，患者およびドナーの氏名，現住所，電話番号を取得しない。調査対象医療施設内での患者およびドナーの同定のため，施設内でのみ氏名やカルテ番号情報との連結が可能となっている。医療情報は登録番号を用いて同定され，研究の結果が公表される場合にも患者およびドナーのプライバシー保護に配慮する。また，研究の目的に関して，京都大学医学部附属病院血液・腫瘍内科のホームページで情報公開を行います。
結果の公表について	この研究によって成果が得られた場合は，国内外の学術集会・学術雑誌などで公表します。その際にも，ご提供者の個人情報が明らかになることはありません。
研究組織・共同研究機関	主任研究者: 日本造血細胞移植学会理事長岡本真一郎副主任研究者: 日本造血細胞移植データセンター理事長小寺良尚研究事務局: 日本造血細胞移植データセンター〒461-0047愛知県名古屋市東区大幸南1-1-20研究事務局責任者: 熱田由子電話052-719-1973当院の研究の主たる責任者及び連絡先は，京都大学医学部附属病院血液・腫瘍内科近藤忠一，電話番号075-751-3152です。企業や特定の営利団体からの資金提供や薬剤等の無償提供などは受けておりません
研究組織と本研究の問い合わせ先	研究責任医師: （所属・職名）: 京都大学附属病院血液腫瘍内科講師（氏名）: 近藤忠一電話番号: 075-751-3152 臨床研究相談窓口京都大学医学部附属病院総務課研究推進掛電話番号: 075-751-4899 メールアドレス: trans@kuhp.kyoto-u.ac.jp
研究参加辞退のお申し出先	研究責任医師: （所属・職名）: 京都大学附属病院血液腫瘍内科講師（氏名）: 近藤忠一電話番号: 075-751-3152
研究者から一言	本研究を通じて，造血幹細胞移植の予後改善に繋がることを期待する。
関連する研究番号と課題名	特になし。