急性白血病に対する成人臍帯血移植の解析: Eurocord/EBMTとJSHCT/JDCHCTの共同研究
承認番号 | R1209 |
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承認日 | 2017年8月10日 |
研究責任者 | 諫田 淳也 |
研究期間 | 2017年8月10日〜2023年3月31日 |
研究の目的および概要 | 日本の臍帯血移植のデータを解釈する上で、海外の臍帯血移植と成績に差があるのか、差がある場合はどの要因による影響を強く受けているのか、あるいは解析できないような因子による影響があるのかは、非常に重要な問題である。 本研究は、欧州—Eurocord/European Group for Blood and Marrow Transplantation (EBMT)—と日本—日本造血細胞移植データセンターThe Japanese Data Center for Hematopoietic Cell Transplantation (JDCHCT)/日本造血細胞移植学会The Japan Society for Hematopoietic Cell Transplantation (JSHCT)—の登録データベースを利用し、成人臍帯血移植を統一手法を用いて比較することにより、移植成績の差とその背景を明らかにすることを目的とする。 |
倫理面での配慮 個人情報保護の方針 |
本研究は、世界医師会によるヘルシンキ宣言ならびに、人を対象とする医学系研究に関する倫理指針を遵守して行う。 1) 試料等の匿名化および連結可能性の有無 日本造血細胞移植データセンターにデータを提出する際には、データはすべて匿名化したものを扱う。すなわち、新たにIDを付け連結可能とし、対応表を別に管理する。日本造血細胞移植データセンターからデータを受け取る際には、前述の連結可能なIDがつけられた状態のデータを受け取る。 2) 個人情報を含むデータの取扱者の範囲 匿名化された個人情報および個人データの取り扱い者は、研究担当者に限られる。データの収集と解析は、京都大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科の諫田淳也および日本造血細胞移植データセンター熱田由子が行い、その管理責任を負う。個人情報および個人データの保管は、血液・腫瘍内科学の臨床研究室および日本造血細胞移植データセンターに備え付けられた、ウイルス対策ソフトがインストールされたコンピュータにおいて、パスワードを設定して行う。 3) 同意撤回後のデータの利用について データ使用への参加を拒否した患者に関しては、当該患者のデータを消去し、一切使用しない。 4) データの授受 日本造血細胞移植学会/日本造血細胞移植データセンターとEurocord/EBMTでdata transmission agreementを締結する。その取り決めに従い、データの授受を行う。 |
結果の公表について | この研究によって成果が得られた場合は、国内外の学術集会・学術雑誌などで公表する。その際にも、提供者の個人情報が明らかになることはない。 |
研究組織・共同研究機関 |
1) 研究責任者 諫田淳也 京都大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科 特定病院助教 2) 共同研究者 熱田由子 日本造血細胞移植データセンター センター長 木村文彦 防衛医科大学校病院 血液内科 教授 賀古真一 自治医科大学附属さいたま医療センター 血液科 准教授 矢野真吾 東京慈恵会医科大学附属病院 腫瘍・血液内科 教授 岡本真一郎 慶應義塾大学医学部 血液内科 教授 高橋 聡 東京大学医学部研究所附属病院 血液腫瘍内科 教授 Eurocord member: Dr Eliane Gluckman Eurocord-Hôpital Saint Louis, Paris, France Dr Hiromi Hayashi Eurocord-Hôpital Saint Louis, Paris, France |
研究組織と本研究の問い合わせ先 |
1) 研究者における窓口 京都大学医学部附属病院 血液内科 諫田淳也 電話番号: 075-751-3152 メールアドレス: hemato@kuhp.kyoto-u.ac.jp 2)病院の窓口 京都大学医学部附属病院 総務課 研究推進掛 電話番号: 075-751-4899 メールアドレス: trans@kuhp.kyoto-u.ac.jp |
研究参加辞退のお申し出先 | 上記の相談窓口にお問い合わせください。 |
患者さんへのお知らせ | こちらの文書をご覧ください。 |