京都造血幹細胞移植グループの造血幹細胞移植データを用いた移植成績の解析
医の倫理委員会承認番号(承認日) | R1085 (2017年04月17日承認) |
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研究責任者 | 髙折 晃史 |
研究期間 | 2017年04月17日 〜 2022年04月16日 |
研究計画の改定と医の倫理委員会承認時期 | 改定なし |
研究目的 |
造血幹細胞移植は難治性造血器腫瘍の根治療法として確立した治療法である。
移植方法の改良により、移植ソースはHLA適合同胞(骨髄・末梢血幹細胞)のみならず、HLA不適合血縁、HLA適合・不適合の非血縁骨髄・末梢血幹細胞・臍帯血にまで拡大した。
また、60歳以上の高齢者にも移植適応が拡大している。
しかし、最も合併症の頻度が低いとされるHLA適合同胞からの寛解期移植においても移植関連死亡率は10〜15%と決して低くはなく、
さらに、他の移植ソースを用いた移植や高齢者に対する移植においては移植関連死亡率は15〜40%程度まで上昇する。 移植成績を改善させるためには、予後予測因子の解析等の継続的な研究が必要である。 しかし、造血幹細胞移植の症例数は京都大学においても年間50例程度であり、また、対象がさまざまな疾患や移植ソースにわたるため、単一施設における解析には限界がある。 本研究では京都造血幹細胞移植グループのデータベースに登録された多数の移植症例を解析することにより、 各疾患や移植ソースについての同種移植の成績を明らかとし、また、予後予測因子を同定する。これらにより今後の移植成績改善のための有用な情報が得られる。 |
倫理面での配慮 個人情報保護の方針 |
本研究は、世界医師会によるヘルシンキ宣言ならびに、人を対象とする医学系研究に関する倫理指針を遵守して行います。 ご提供いただいた試料は、研究用のコード番号で管理し、ご提供いただいた方の個人情報が研究利用の段階で漏えいすることがないよう管理します。 研究協力を辞退されても診療上の不利益を被ることはありません。 研究の目的に関して、京都大学医学部附属病院血液・腫瘍内科のホームページで情報公開を行います。 |
結果の公表について | この研究によって成果が得られた場合は、国内外の学術集会・学術雑誌などで公表します。その際にご提供者の個人情報が明らかになることはありません。 |
研究組織・共同研究機関 | 本研究は京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学で行われます。 |
研究組織と本研究の問い合わせ先 |
1) 研究責任者 髙折晃史 京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 教授 TEL: 075-751-3152 2) 病院の窓口 京都大学医学部附属病院 総務課 研究推進掛 TEL: 075-751-4899 E-mail: trans@kuhp.kyoto-u.ac.jp 3) 研究協力者 近藤忠一 京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 講師 諫田淳也 京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 助教 伊藤 満 京都市立病院 血液内科 大野仁嗣 天理よろづ相談所病院 血液内科 石川隆之 神戸市立医療センター中央市民病院 血液内科 平田大二 関西電力病院 血液内科 竹岡友晴 大津赤十字病院 血液免疫内科 浅越康助 滋賀県立成人病センター 血液・腫瘍内科 渡邊光正 兵庫県立尼崎総合医療センター 血液内科 今田和典 大阪赤十字病院 血液内科 米澤昭仁 小倉記念病院 血液内科 有馬靖佳 北野病院 血液内科 前田 猛 倉敷中央病院 血液内科 血液治療センター 野吾和宏 静岡県立総合病院 血液内科 常峰紘子 神鋼記念病院 血液内科 森口寿徳 京都桂病院 血液内科・輸血部 直川匡晴 日本赤十字社和歌山医療センター 血液内科 坂本宗一郎 高槻赤十字病院 血液内科 |
研究参加辞退のお申し出先 | 上記の相談窓口にお問い合わせください。 |