京都大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学

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造血幹細胞移植患者の急性移植片対宿主病発症に関わる因子の臨床的解析

研究目的 同種造血幹細胞移植後の急性GVHDの発症に関しては、これまで多くのリスク因子が同定されてきています。しかし、標的臓器(皮膚・腸管・肝臓)ごとにGVHDの発症リスク因子を検討した研究はこれまでにありません。GVHDのうち、特に腸管と肝臓のGVHDは致死率が高く、臓器毎のリスク因子が同定できれば、それに応じて移植方法を最適化することによりGVHDの発症割合を低下させ、さらには移植成績の向上が期待されます。以上より本研究は臓器毎のリスク因子を同定することを目的としています。
研究方法 診療記録より臨床情報を収集し、移植後合併症の有無について解析します。収集する情報として、年齢、性別、疾患名、治療内容、治療効果、各種検査結果、移植片対宿主病、感染症の有無などが挙げられます。すでに診療において施行された検査結果を用いるため、追加の検査はありません。
解析対象 京都大学医学部附属病院血液・腫瘍内科で、2000年1月から2014年9月の期間に造血器疾患に対して同種造血幹細胞移植を施行した患者さん
個人情報の取扱い データは匿名化され、個人情報は保護されます。情報を本研究のために使用されたくない方は、ご連絡いただければ解析対象から除外いたします。ただし、既にどなたの情報かわからないように匿名化されていて除外不可能な場合には、ご希望に添えないこともあります。
研究責任者 京都大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科 近藤 忠一
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54
Tel.075-751-3111(代表)