濾胞性リンパ腫の患者さんの御病気の経過を採血項目で予測する研究(多施設共同研究)
研究の内容 | 濾胞性リンパ腫の患者さんでは、年齢や貧血の有無、LDH値、体内でのリンパ腫病変の範囲などによって、治療の効きやすさや再発の時期などを予測できることがこれまでに知られています。今回私達は、ある一般的な血液検査の項目が、その後の経過を予測するのに新たに役立てられるのではないかと推測しています。そこで、本院で濾胞性リンパ腫と診断され診療を受けられた方の血液検査データを、御病状やその後の経過と関連付けて統計学的に解析することにより、その推測が正しいかどうか確かめたいと考えています。 |
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研究の対象 | 当院において濾胞性リンパ腫と診断され、リツキサンという薬を用いて2003年から2012年の間に治療された方々のうち、約70名を対象に致します。これまでに受けられた血液検査の結果を用いますので、新たな採血や検査は不要ですし、対象となる方に余分な経済的・身体的負担を生じることはありません。解析を希望されない方は、下記の連絡先までご連絡下さい。 |
個人情報の管理について | 本研究では個人を特定できる情報を削除してデータの匿名化を行うことにより、第三者に個人情報が漏れることがないようにします。本研究の実施過程及びその結果の公表(学会や論文等)の際は、患者さんを特定できる情報は一切含まれません。 |
本臨床研究の主施設 | 田附興風会医学研究所 北野病院 血液内科 |
当院での担当者(問い合わせ先) | 京都大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科 助教 錦織 桃子 〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54 Tel.075-751-3111(代表) |