治療法
化学療法
急性白血病や悪性リンパ腫などの悪性腫瘍は、複数の抗がん剤を組みあわせた化学療法が治療の中心になります。多くの場合、点滴投与を行いますが、皮下注射をしたり、髄腔内注入を行うこともあります。 使用する治療のレジメンは、これまでの臨床試験による科学的根拠に基づいたものを原則としていますが、臨床研究としての治療も行っています。 血液内科病棟は、病棟全体が無菌病棟になっているため、抗がん剤によって免疫力が低下している状態でも、廊下を歩くことが出来ます。また薬剤師や看護師による化学療法のオリエンテーションも実施しており、出来る限り不安を軽減し、治療に臨んでいただけるように心がけています。
放射線療法
血液疾患における放射線治療には、腫瘍部に範囲を絞って行う局所照射と、骨髄移植などの造血幹細胞移植に併用して行う全身放射線照射があります。放射線治療を組み入れる場合には、放射線科と連携して治療スケジュールを立てていきます。
新規薬剤の導入
慢性骨髄性白血病や多発性骨髄腫、悪性リンパ腫などに対する新規薬剤も積極的に取り入れています。 悪性リンパ腫の外来治療は外来化学療法部と連携して実施しています。

